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zoom RSS 専門研修会5-合同会社・合資会社の変更の登記

<<   作成日時 : 2014/03/12 20:55   >>

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「会社」と言うと、大概は株式会社を思い浮かべます。実際、世の中には「○○株式会社」という会社が目に付きますね。たまに「有限会社○○」なんていうのも見かけます。しかし最近、合同会社という会社形態が注目されています。

「えっ、そんなの見たことないよ。」という方も多いかもしれませんが、毎年1万社以上設立されているそうです。具体的な社名は差し控えますが、外国会社の日本法人を中心に、大企業でも利用されています。海外では税制上の優遇措置があるらしいです。残念ながら日本では税制上の優位点はありませんが、それでも株式会社よりも合同会社にする利点はあります。

1.株主総会を開催する必要がない
 株式会社の場合、会社は経営者ではなく株主のものなので、会社にとっての重要な事項を決定するための株主総会を定期的に開く必要が(建前及び法律上)あります。合同会社の場合、原則者出資者(持分を有する社員)が会社の経営者であり、所有者です。株主総会に相当する会社法上の機関は存在しませんので、株主総会を開く必要がありません。もっとも、株式会社でも非公開の会社では実際に株主総会を開催していない会社もありますので、これは大きなメリットではないのかもしれません。

2.決算公告義務なし
 株式会社では、決算の内容を官報などのメディアで公開する必要があります。これにはもちろん費用がかかります。しかし合同会社の場合は、公告の必要がありません。もっとも、公告が不要というだけで、決算自体が不要というわけではありません。

3.役員に相当する人の任期がない
 株式会社の場合、たとえば取締役の任期はデフォルトで2年、非公開会社の場合最長で10年まで伸長可能です。任期が終了した場合、仮に再度連続して取締役に就任していたとしても登記をする義務があるのですが、どうしても忘れがちです。しかし、合同会社なら役員に相当する人の任期がない(定款で任期を設定する人は可能ですが)ので、登記を忘れた!というようなことが発生するリスクがないのです。

4.設立費用が若干安くなるかも
 会社の定款を作成したときに、株式会社の場合は公証人による認証が必要ですが、合同会社の場合は不要です。また設立時の登録免許税の最低額も株式会社と合同会社では異なります(最低額で比べると合同会社の方が安い)。もっとも、会社を設立するとなればそれ以外にも多くの費用がかかりますので、トータルで見るとそれほど大きな違いにはならないかもしれません。

そんなにメリットがあるのならば、なぜみんな合同会社にしないのか?と疑問に思うかもしれませんが、合同会社というものが世間に知られていないというのが一番大きいでしょう。やっぱり株式を発行し、オーナー株主となって、行く行くは株式を公開して大金持ちに..というジャパニーズドリームに惹かれるのかも知れません。もっとも、合同会社を後から株式会社に変更することはできますし、別途株式会社を作って既存の合同会社を吸収合併するという方法もあります。まずは合同会社から始めるというのも考えてみる価値はあるのではないでしょうか。

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